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【ミスマッチを防ぐ】入社後の定着率を高める採用プロセスの作り方

【ミスマッチを防ぐ】入社後の定着率を高める採用プロセスの作り方

せっかく採用した人材が、入社後すぐに辞めてしまう。
このような早期離職は、企業にとって大きな損失です。
早期離職の多くは、採用時のミスマッチが原因です。

本記事では、入社後の定着率を高めるために、採用プロセスでミスマッチを防ぐ方法を解説します。

求める人物像が明確でないと、面接官によって評価がバラバラになり、自社に合わない人材を採用してしまいます。
ある面接官は人柄を重視し、別の面接官はスキルを重視するといった状況では、一貫した採用ができません。

企業の実態と異なる情報を伝えている

採用活動では、自社の良い面を強調しがちですが、実態と大きく異なる情報を伝えると、入社後にギャップを感じて離職につながります。
「裁量を持って働ける」と伝えたのに、実際にはマニュアル通りの業務ばかりだった、といったケースです。

候補者の価値観や志向性を十分に確認していない

スキルや経験だけで判断し、候補者の価値観や働き方の志向性を確認しないと、入社後に「思っていた働き方と違った」というミスマッチが起こります。
例えば、ワークライフバランスを重視する候補者を、残業が多い部署に配属してしまうケースです。

ステップ1:人材要件を明確にする

まず、どんな人材を採用したいのかを明確にします。
スキルや経験といったSPECと、性格や志向性といったTYPEに分けて整理し、MUST条件とWANT条件を設定します。
人材要件を設定する際には、現在活躍している社員や定着している社員の特徴を分析します。

適性検査を活用することで、成功パターンを客観的に把握できます。
また、経営層、現場担当、採用担当それぞれの視点をすり合わせ、全員が納得する要件を定めます。

ステップ2:選考基準を統一する

面接評価シートを作成し、どの面接官でも同じ基準で評価できるようにします。
評価項目を明確にし、各項目の評価基準を具体的に定めます。

例えば、「コミュニケーション能力」を評価する場合、「質問に対して的確に答えられるか」「自分の考えを分かりやすく説明できるか」といった具体的な基準を設けます。

ステップ3:リアルな情報を伝える

自社の魅力を伝えることは重要ですが、同時に厳しい面や課題も正直に伝えます。
これを「リアリスティック・ジョブ・プレビュー(RJP)」と呼びます。
仕事の大変な部分や、求められる姿勢を事前に伝えることで、入社後のギャップを減らせます。

例えば、「この部署は繁忙期に残業が多くなる」「新しい挑戦が多く、失敗を恐れずに取り組む姿勢が求められる」といった情報を伝えます。

ステップ4:候補者の価値観を深堀りする

面接では、スキルや経験だけでなく、候補者の価値観や働き方の志向性を確認します。
「どんな環境で働きたいか」「どんなキャリアを描いているか」「仕事とプライベートのバランスをどう考えているか」といった質問を通じて、候補者の本音を引き出します。

また、適性検査を活用することで、候補者の性格や志向性を客観的に把握できます。

ステップ5:配属先とのマッチングを確認する

最終面接や内定後に、配属予定の部署の社員と候補者が話す機会を設けます。
実際に働くチームの雰囲気や、上司の考え方を知ることで、候補者は入社後のイメージをより具体的に持てます。
この段階でミスマッチが見つかれば、配属先を調整することも検討します。

継続的な接点を持つ

内定を出した後も、入社までの間、定期的に接点を持ち続けることが重要です。
月1回の面談や、オンライン懇親会を開催することで、入社への期待感を高め、内定辞退を防げます。

入社前の不安を解消する

内定者が抱える不安や疑問に丁寧に答えます。

「どんな仕事を任されるのか」
「研修はどのように行われるのか」
「分からないことがあったら誰に聞けばいいのか」

といった具体的な情報を提供することで、安心感を与えられます。

ミスマッチを防ぐための仕組みを構築する際、社内だけで取り組むのが難しい場合は、外部パートナーのサポートを受けることが有効です。
特に、適性検査を活用した人材要件の設定や、面接評価シートの作成を支援してくれるパートナーであれば、客観的なデータに基づいた採用ができます。

また、面接官向けのトレーニングを提供してくれる相手であれば、評価の質が向上し、ミスマッチが減少します。

事例1:人材要件の明確化で定着率改善

ある企業では、入社後の早期離職が課題でした。
そこで、適性検査を活用して活躍社員の特徴を分析し、人材要件を明確化。面接評価シートを作成して評価基準を統一した結果、採用のミスマッチが減り、定着率が大幅に改善しました。

事例2:RJPで入社後のギャップを軽減

別の企業では、「思っていた仕事と違った」という理由での早期離職が多い状況でした。
そこで、面接や説明会で仕事の厳しい面も正直に伝えるRJPを導入。
入社前に現実を理解してもらうことで、入社後のギャップが減り、定着率が向上しました。

【まとめ】
採用ミスマッチを防ぐには、人材要件の明確化、選考基準の統一、リアルな情報の提供、候補者の価値観の確認、配属先とのマッチング確認という5つのステップが重要です。

また、内定後のフォローや入社後のサポートも欠かせません。外部パートナーのサポートを受けながら、ミスマッチを防ぐ採用プロセスを構築し、入社後の定着率を高めていきましょう。

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