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【失敗から学ぶ!】 採用支援会社が見てきた「失敗する企業」の共通点とは? 

【失敗から学ぶ!】 採用支援会社が見てきた「失敗する企業」の共通点とは? 

新しく人事を担当することになった方は、「どうやって採用活動を進めたらいいの?」「応募が全然来ないけど、何が悪いの?」と、たくさんの不安を感じているのではないでしょうか。

この記事を読むことで「採用で失敗する企業には、こんな傾向があるんだ」と理解が深まり、ご自身の会社の採用を見直すヒントになるはずです。

採用活動に携わっていると、「なかなか応募が来ない」「内定を出しても辞退される」「定着率が低い」など、様々な課題にぶつかります。 
でも実は、採用に失敗する企業には「いくつかの共通した“パターン”」があるのです。これらを知っておくことで、同じ失敗を避けることができます。

共通点①:求める人物像があいまい 

最も多いのが、「どんな人を採用したいのか」が明確でないケースです。 
「とにかく元気な子がいい」とか、「若くて将来性のある人なら誰でも」など、ざっくりとしたイメージで募集を始めてしまうと、ミスマッチが起きやすくなります。 

【解決のヒント】 

  • 採用する部署の現場にヒアリングして、実際に活躍している社員の特徴を分析しましょう。 
  • 「具体的にどんなスキルが必要か」「どういう性格の人が合うか」などを整理することが大切です。

共通点②:求人票が魅力的でない 

求人票(=求人情報の原稿)の作り方にも注意が必要です。企業の中には、「仕事内容だけ並べただけ」のような求人票を出してしまっているケースが多くあります。
求職者は、数多くの求人の中から比較して応募を決めています。自社の魅力が伝わらない求人票では、そもそも応募されません。

【解決のヒント】 

  • 自社の「働く魅力」「社員の雰囲気」「入社後の成長イメージ」などを言葉で表現しましょう。
  • 写真や社員インタビューがあると、よりイメージしやすくなります。
  • 競合他社の求人と比べて「ウチは何が違うのか?」を考えてみるのもおすすめです。

共通点③:選考スピードが遅い

「書類選考に1週間」「一次面接から次の連絡までさらに1週間」……こうした選考の遅さが原因で、せっかくの候補者を逃してしまう企業も多いです。
今の求職者は複数社を同時に受けているのが当たり前。「いいな」と思ったら、すぐに動いてくれる会社を選びます。

【解決のヒント】 

  • 応募から内定までの流れを、最初に社内でしっかり決めておきましょう。
  • スピーディーな選考は、それだけで企業の印象が良くなります。
  • 連絡が遅れるときも、こまめに「進捗連絡」をするだけで印象が大きく変わります。

共通点④:面接での印象が悪い

意外に見落とされがちなのが「面接官の対応」です。
 面接は会社の“顔”として求職者と接する場です。そこで、面接官が無愛想だったり、質問ばかりで一方的だったりすると、求職者は「この会社、ちょっと合わないかも」と感じてしまいます。

【解決のヒント】 

  • 面接は「選考」だけでなく「お互いを知る場」と考えましょう。
  • 応募者の話をしっかり聞き、会社の雰囲気や仕事内容について丁寧に説明することが大切です。
  • 面接官には事前にトレーニングやロールプレイをしてもらうのも効果的です。

共通点⑤:自社の魅力を説明できていない 

面接の場などで、「自社の強み」や「働くやりがい」について、具体的に話せていない企業も少なくありません。
求職者にとっては、会社の良さがわからなければ、他社と比べて選ぶ理由が見つかりません。

【解決のヒント】 

  • 「自社で働くと、どんな経験が積めるか」をわかりやすく伝えましょう。
  • 実際に働いている社員のエピソードを話すと、よりイメージしやすくなります。
  • 社内の文化や働き方など、リアルな情報は求職者にとって重要な判断材料になります。

共通点⑥:定着後のフォローが不足している

ようやく入社してくれた人も、最初の3ヶ月で辞めてしまうケースが増えています。
原因は「思っていた仕事と違った」「質問しづらい雰囲気だった」「誰も気にかけてくれなかった」といった、フォロー不足による不安感です。

【解決のヒント】 

  • 入社初日から“誰でも聞ける雰囲気”づくりが大切です。 
  • 先輩社員がメンターとしてサポートする制度を作るのも効果的。 
  • 定期的な1on1ミーティングで、不安や悩みを早めにキャッチしましょう。

共通点⑦:現場との連携ができていない 

採用担当と現場の間で、「欲しい人材のイメージ」や「選考基準」がズレていると、せっかくの候補者が内定を辞退したり、入社後にミスマッチを起こしたりします。
また、現場が採用に非協力的だと、面接調整や面談対応が遅れ、応募者の熱も冷めてしまいます。 

【解決のヒント】 

  • 採用の目的やターゲット像について、現場としっかりすり合わせを行いましょう。
  • 現場にも「採用は会社全体の活動」という意識を持ってもらうことが大切です。
  • 面接官には「選考のポイント」「評価基準」などを共有しておきましょう。

採用活動は、単なる人集めではありません。企業の未来をつくる、とても大切な仕事です。 
だからこそ、場当たり的ではなく、しっかりと戦略を立てて、社員みんなで協力して進めていく必要があります。 

この記事で紹介した「採用に失敗する企業の共通点」を、もう一度おさらいしてみましょう。

【失敗企業の7つの共通点】 

  1. 求める人物像があいまい
  2. 求人票が魅力的でない
  3. 選考スピードが遅い
  4. 面接での印象が悪い
  5. 自社の魅力を説明できていない
  6. 定着後のフォローが不足している
  7. 現場との連携ができていない

これらのポイントをひとつひとつ見直していけば、きっと採用はうまくいくようになります。 
最初は不安も多いと思いますが、焦らず一歩ずつ取り組んでいきましょう。人事1年目のあなたでも、会社にとってなくてはならない“採用のプロ”になれるはずです。 

採用活動を見直すことは、組織づくりの第一歩 
どんなに素晴らしい商品やサービスがあっても、“人”がいなければ会社は成り立ちません。
だからこそ、採用に時間と労力をかけることは、企業にとって必要不可欠な投資です。
「なんとなくやっている採用」から、「戦略的に取り組む採用」へ。
これから採用に関わるあなたの一歩が、会社の未来を変える大きなきっかけになるかもしれません。