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採用代行は新卒にも有効?27卒採用で注目されるRPO活用術 

採用代行は新卒にも有効?27卒採用で注目されるRPO活用術 

「27卒の採用、今年はどうしよう…」
そんな風に悩む人事担当者の方も多いのではないでしょうか。特に採用業務を他の業務と兼任している方にとって、新卒採用は時間も工数もかかる大仕事ですよね。
そこで今回は、最近注目を集めている「採用代行(RPO)」について、新卒採用にも効果があるのか? どんな場面で活用できるのか?を初心者の方にもわかりやすく解説します。

まずは基本から確認しましょう。 
RPOとは「Recruitment Process Outsourcing」の略で、日本語では「採用代行」と呼ばれます。 
企業が行う採用活動の一部、または全部を外部の専門会社に委託するサービスのことです。 

たとえば、以下のような業務を任せることができます。

・応募者へのメール対応や面接日程の調整 
・ナビサイトへの求人掲載やスカウト送信 
・合同説明会での受付や運営サポート 
・学生との接点づくり(ダイレクトリクルーティング) 
・面接の代行や進捗管理 

「えっ、こんなところまでお願いできるの?」という声もよく聞きます。
それくらい幅広い業務に対応できるのが、RPOの魅力です。 

結論から言うと、「使えます!」 
むしろ、新卒採用だからこそ、採用代行をうまく使うことで多くのメリットが得られるんです。 

1. 母集団形成がラクになる 

新卒採用では、まず「母集団形成(学生を集める)」が必要不可欠ですが、ナビサイトの更新やスカウト送信、イベントの出展など、やることがとにかく多いですよね。 
RPOを活用すれば、これらの作業をプロが代行してくれるため、人事は「どんな学生に来てほしいか」を考える時間に集中できます。 

2. コミュニケーションの質が上がる 

学生とのやりとりに時間を取られて「返信が遅れた」「面接調整がミスった」という経験、ありませんか? 
採用代行会社は、スピーディーかつ丁寧な対応が得意です。学生への第一印象も良くなり、志望度アップにつながることも。 

3. 忙しい時期でも採用活動が止まらない 

年度末や新年度は、総務や労務の業務が忙しくなりがちです。その中で新卒採用を同時進行するのはかなりの負担…。 
RPOを使えば、日々の採用業務を任せつつ、必要な場面では自分たちが出ていく。そんな「ハイブリッドな運用」が可能になります。 

では、なぜ今、27卒採用においてRPOが注目されているのでしょうか? 

学生との接点が「早期化」しているから 

今の学生は、大学3年生の夏からインターンや企業研究を始めています。実際に、ナビサイトのオープン前からスカウト型サービスを使って学生にアプローチする企業も増えています。 
この「早期対応」が必要な時代では、タイムリーに動ける体制が求められます。その点で、採用代行のスピード感とプロのノウハウが武器になります。 

内定辞退対策にもなる 

せっかく内定を出しても、「他社に行きます」と辞退されてしまうこともありますよね。 
採用代行では、学生との定期的なフォローやイベント企画など、内定承諾までの「つなぎとめ施策」にも対応してくれます。 

ここでは、実際にどのようにRPOを取り入れているか、代表的なパターンをいくつかご紹介します。 

パターン①:スカウト配信のみを外注 

「スカウト型の採用に挑戦したいけど、どんな文面を送ればいいのかわからない…」 
そんな企業では、スカウト文面の作成から配信、返信対応までをRPOに依頼しています。これだけでも母集団の質がグッと上がります。 

パターン②:応募者対応を代行 

 説明会予約、面接日程の調整、リマインドメール…。地味ですが重要な業務です。 
RPOを活用すれば、学生対応の精度が上がり、辞退率の低下にもつながります。 

RPOを導入する際には、以下のような点に注意しましょう。 

1. 目的を明確にする 

「なんとなく忙しいからお願いする」のではなく、「〇〇の業務を効率化したい」「学生対応の質を上げたい」といった具体的な目的を持つことで、導入効果が高まります。 

2. 業務範囲をはっきり決める 

全部を任せる必要はありません。自社でやる部分、外部に任せる部分を明確に分けることで、RPOのパフォーマンスが活きてきます。 

3. 連携体制を整える 

RPO会社との連絡がスムーズでなければ、逆に手間が増えることも…。事前にチャットツールや連絡フローを決めておくと安心です。 

まとめ:業務に追われる前にRPOをうまく使おう 
新卒採用は「学生に選ばれるためのマーケティング」とも言われます。人事の方がすべての作業を一人で抱える必要はありません。採用代行は頼れるパートナーになってくれるはずです。 
27卒採用に向けて、「何を外に任せて、何を自分たちでやるか?」を見直してみる良いタイミングかもしれませんね。