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【採用活動の年間計画】戦略的なスケジュール設計で成果を最大化

【採用活動の年間計画】戦略的なスケジュール設計で成果を最大化

採用活動は、単発のイベントではなく、年間を通じて計画的に進めるべき活動です。
しかし、「毎年場当たり的に動いている」「スケジュールが後手に回って優秀な学生を逃している」といった悩みを抱えている企業も少なくありません。
本記事では、戦略的な年間計画の立て方と、スケジュール設計のポイントを解説します。

採用スケジュールを決めずに進めると、他社の動きに遅れをとり、優秀な候補者が他社に流れてしまいます。
特に新卒採用では、学生の就職活動スケジュールに合わせた動きが求められます。
経団連の就活ルールが変更されてからも、実質的な選考開始時期は業界によって異なるため、自社の業界動向を把握した上でスケジュールを組む必要があります。

リソースを効率的に配分できる

年間を通じて採用活動のスケジュールを把握していれば、どの時期にどれだけの工数が必要かを予測でき、適切にリソースを配分できます。
繁忙期に備えて外部パートナーを活用するといった準備も可能になります。
また、採用担当者の他の業務との兼ね合いも調整しやすくなり、無理のないスケジュールを組めます。

PDCAサイクルを回しやすくなる

計画に基づいて活動することで、振り返りと改善がしやすくなります。
目標に対してどの程度達成できたのか、どこに課題があったのかを明確にし、次年度の計画に反映できます。
年間計画があることで、各フェーズでの成果を定量的に評価でき、データに基づいた改善が可能になります。

新卒採用の年間スケジュール例

新卒採用は、企業や業界によって多少の違いはありますが、一般的には以下のような流れになります。

3月:広報活動開始(企業説明会、ナビサイト掲載開始)
4月~5月:エントリー受付、書類選考開始
6月:面接開始
7月~9月:内定出し
10月~翌年3月:内定者フォロー
4月:入社

このスケジュールを基本としながら、自社の状況に合わせて調整します。
例えば、IT業界では早期から選考を開始する企業が多く、3月よりも前にインターンシップを通じた採用活動を展開することもあります。
自社の業界特性や競合他社の動向を踏まえて、最適なスケジュールを設計しましょう。

中途採用の年間スケジュール

中途採用は通年で行われることが多いですが、それでも計画的に進めることが重要です。
年度初めに採用計画を立て、四半期ごとに採用目標を設定します。
また、繁忙期や閑散期を考慮し、募集のタイミングを調整することで、効率的に人材を確保できます。

例えば、多くの企業では年度末や年度初めに人材の流動が起こりやすいため、
この時期に合わせて募集を強化するといった戦略が有効です。
また、業界特有の繁忙期を避けて採用活動を行うことで、候補者の応募率を高めることもできます。

ポイント1:採用ニーズを明確にする

まず、今年度の事業計画に基づいて、どのポジションに何名必要かを明確にします。
経営層や現場と連携し、各部門の採用ニーズをヒアリングします。
採用ニーズが明確でないと、計画が曖昧になり、必要な人材を確保できなくなります。

採用ニーズを明確にする際には、単に人数だけでなく、どんなスキルや経験を持った人材が必要なのか、いつまでに配置したいのかも具体的に詰めておきます。
これにより、採用活動の優先順位が明確になり、リソースを適切に配分できます。

ポイント2:逆算してスケジュールを組む

入社日から逆算してスケジュールを組み立てます。
例えば、4月入社を目指すなら、10月には内定を出し、6月には面接を開始する必要があります。
この逆算思考で計画を立てることで、各フェーズの締め切りが明確になります。

逆算する際には、各フェーズにかかる期間を現実的に見積もることが重要です。
例えば、面接から内定までに2カ月かかるのであれば、それを見込んでスケジュールを組みます。
余裕を持たせることで、予期せぬ事態にも対応できます。

ポイント3:各フェーズのKPIを設定する

応募数、説明会参加率、選考通過率、内定承諾率といったKPIを設定し、定期的にモニタリングします。KPIが未達の場合は、早めに対策を講じることで、最終的な採用目標を達成できます。
KPIを設定する際には、過去のデータを参考にしながら、現実的な目標値を設定します。

また、各フェーズのKPIが連動していることを意識し、例えば応募数が目標に達していなければ、最終的な採用人数も不足するリスクがあることを早期に把握できます。

ポイント4:繁忙期のリソースを確保する

選考が集中する時期や、説明会が多い時期には、採用担当者の業務負荷が急増します。
この時期に備えて、外部パートナーに業務を委託したり、社内の他部署から応援を得たりする計画を立てておきます。

特に、応募者対応や日程調整といった定型業務は外部に委託することで、採用担当者は面接や戦略立案といったコア業務に集中できます。
リソース確保の計画は、年度初めの段階で立てておくことが重要です。

ポイント5:柔軟に調整できる余裕を持つ

計画通りに進まないこともあるため、ある程度の余裕を持たせたスケジュールを組みます。
想定外の事態が起きても対応できるよう、予備日を設けておくことが重要です。

例えば、応募が予想よりも少なかった場合に追加で説明会を開催する、選考が遅れた場合に面接日程を調整するなど、柔軟に対応できる余地を残しておきます。
計画は固定的なものではなく、状況に応じて調整していくものだと認識しましょう。

採用管理ツールを活用する

スプレッドシートや採用管理システム(ATS)を活用し、スケジュールや進捗を一元管理します。
これにより、関係者全員がリアルタイムで状況を把握でき、連携がスムーズになります。

特に複数の採用担当者がいる場合や、現場社員が面接官として参加する場合には、情報共有の仕組みが欠かせません。

定期的なミーティングを設定する

月次または週次で採用チームのミーティングを行い、進捗を確認します。
課題が見つかれば早めに対応策を講じ、計画の修正を行います。ミーティングでは、KPIの達成状況だけでなく、現場で感じている課題や改善アイデアも共有し、チーム全体で採用活動の質を高めていきます。

外部パートナーと連携する

採用計画の立案から実行までをサポートしてくれる外部パートナーを活用することで、計画の精度が高まります。
特に、過去のデータ分析や市場動向を踏まえたアドバイスを受けられる相手を選ぶことで、より効果的な計画を立てられます。

また、計画の進捗管理や振り返りのサポートを受けることで、PDCAサイクルを確実に回せます。

事例1:逆算スケジュールで内定出しが早まった企業

ある企業では、毎年内定出しが遅れ、優秀な学生を逃していました。
そこで、入社日から逆算したスケジュールを組み、各フェーズの締め切りを明確化。
その結果、前年より1カ月早く内定を出せるようになり、内定承諾率が向上しました。

事例2:KPI管理で採用目標を達成した企業

別の企業では、採用活動の進捗が見えづらく、目標未達が続いていました。
年間計画を立て、各フェーズのKPIを設定。毎月の振り返りを行うことで、課題を早期に発見し、対策を講じられるようになり、採用目標を達成できました。

【まとめ】
採用活動の年間計画を立てることで、後手に回らず、リソースを効率的に配分し、PDCAサイクルを回せるようになります。
採用ニーズの明確化、逆算スケジュール、KPI設定、リソース確保、柔軟な調整という5つのポイントを押さえて、戦略的なスケジュールを設計しましょう。

また、外部パートナーのサポートを受けることで、計画の精度を高め、実行力を強化できます。
年間を通じた計画的な採用活動で、優秀な人材を確保していきましょう。

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