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【内定辞退を防ぐ!】 候補者との関係を深める内定後フォローのコツ

【内定辞退を防ぐ!】 候補者との関係を深める内定後フォローのコツ

新卒採用や中途採用において、せっかく自社にマッチする人材に内定を出せたのに、「すみません、他社に決めました…」という連絡が。
人事としては最も辛い瞬間かもしれません。
特に最近では「内定ブルー」や「複数社からの内定による迷い」など、候補者が内定後に気持ちを揺らすケースが増えています。
こうした背景から、内定を出したらそれで終わり…ではなく、「内定後のフォロー」がますます重要になってきています。
この記事では内定後フォローのコツやアイデアを解説していきます。

まず念頭に置きたいのが、「内定をもらった=絶対に入社する」というわけではないということ。
特に最近の学生や若手社会人は、「内定をゴール」と捉えておらず、「その後も比較・検討し続ける」という傾向があります。
では、どうして内定辞退は起こるのでしょうか?

近年の新卒採用では、政府が定める「就活ルール」(経団連および大学との申し合わせ)は存在しているものの、実際の採用現場ではそれよりも早く動き出す企業が増加しています。

1 .他社の条件のほうが良かった(給与・勤務地・福利厚生など)
2 .企業や職種への不安が残っていた
3 .社員との相性や職場の雰囲気が合わないと感じた
4 .内定後に企業からの連絡がほとんどなかった
5 .家族や周囲の意見に流された

これらを見ると、「条件面」だけでなく、「不安」「孤独感」「情報不足」など、感情面の理由も多く見受けられます。
つまり、候補者の気持ちに寄り添い、関係を深めていくことが、内定辞退を防ぐカギになるのです。

内定後にしっかりとしたフォローがあることで、候補者は「この会社は自分を大切にしてくれている」と感じやすくなります。これは、入社意欲の向上に直結します。
また、定期的にコミュニケーションをとることで、候補者の不安を早めにキャッチし、対応することも可能になります。

また、人は時間が経つとともに興味や気持ちが薄れていくものです。これは心理学でいう「ザイアンスの法則(単純接触効果)」にも関係しています。
つまり、接触頻度が高ければ高いほど、相手に好感を持たれやすくなるというもの。逆に言えば、連絡をしない期間が長いと、どんどん気持ちは離れていってしまいます。

ここからは、実際に使える内定後フォローのコツを7つご紹介します。できることから少しずつ取り入れてみてください。

1. 内定通知の際に「歓迎の気持ち」をしっかり伝える

ただ「おめでとうございます」と伝えるだけでは、あまり印象に残りません。
たとえばこんな一言を添えてみましょう。
「〇〇さんと一緒に働けるのが今から楽しみです!先輩社員もとても喜んでいますよ。」
「あなたを採用できて嬉しい」という気持ちを伝えることは、内定辞退防止の第一歩です。

2. 内定者向けの「定期連絡」をスケジュール化する

月に1〜2回程度、メールやLINE、チャットツールで連絡をとるだけでも十分です。
おすすめの連絡内容は以下の通りです。ご参考ください。

・社内の雰囲気が伝わる写真や動画
・社員インタビューの紹介
・業界の最新ニュース
・内定者への質問コーナー

あらかじめスケジュール化しておくことで滞りなく運用することができます。

3. 内定者同士がつながれる「交流の場」をつくる

たとえば、以下のような交流の場が効果的です。

・オンライン内定者懇親会(Zoomなど)
・SlackやLINEオープンチャットでのグループ作成
・社員を交えたカジュアル座談会

「同期がどんな人かわかって安心した」「同じ不安を持っている人がいて心強かった」といった声が多く寄せられる企画です。

4. 定期的な「1on1面談」で不安を拾う

入社前に不安を吐き出せる場所を用意するのは、とても効果的です。
人事や現場社員との1on1を設定し、以下のような質問をしてみましょう。

・最近、気になっていることはありますか?
・入社にあたって不安に思っていることは?
・どんな働き方が理想ですか?

フォーマルすぎず、ラフに話せる雰囲気がポイントです。

5. 「現場社員」との接点を意図的につくる

現場社員と話すことで、仕事内容や会社の雰囲気をよりリアルに感じてもらえます。
可能であれば、次のような機会をつくってみましょう。

・業務体験(半日でもOK)
・オンラインでのランチ会
・入社後の直属の上司とのカジュアル面談

現場とつながることで「自分の居場所がある」と感じられ、内定辞退リスクを下げられます。

6. 内定者向け「研修」や「学びの機会」を提供

とくに真面目な学生ほど、「入社までに何か準備しておきたい」と感じています。

・ビジネスマナー講座
・社会人基礎力セミナー
・自社の業界に関するeラーニング

このような学びの場を提供することで、「成長できそうな会社だな」と思ってもらえます。

7. 家族向けの情報提供も効果的

内定者の親御さんが企業選びに影響するケースも多いため、次のような配慮も有効です。

・保護者向けの会社説明会
・家族向けパンフレットの送付
・入社式に家族を招待

「安心して任せられる会社だ」と思ってもらえれば、入社後のサポートにもつながります。

1. 質問攻め・プレッシャーをかける

「入社する気ありますか?」「いつ気持ち固まりますか?」など、プレッシャーを与えるような言葉はNG。候補者の気持ちを遠ざけてしまいます。

2.連絡頻度が極端すぎる(多すぎる or 少なすぎる)

毎日のように連絡をすると、不快に感じさせてしまうかもしれません。逆に、何ヶ月も放置すれば「この会社、大丈夫?」と不安を招いてしまいます。

3.一方通行の情報発信ばか

会社からの一方的な連絡(社報の配信など)だけでは、心は動きません。双方向のコミュニケーションが信頼関係を築きます。

【まとめ】フォローは“営業”と同じ。心を動かすのは「人の温度」
内定後フォローとは、いわば「最終面談後の営業活動」のようなものです。
相手の気持ちに寄り添い、「あなたに入社してほしい」という想いを、丁寧に届けていくことが何よりも大切です。採用は「人と人との関係性」で決まるもの。その関係性を深めるためのフォローは、内定辞退防止だけでなく、入社後の定着にもつながります。

最後にフォローは「継続」がカギ
「この会社に入ってよかった」と思ってもらえる最初の一歩は、内定後の関わり方から始まっています。完璧を目指す必要はありません。候補者に「ちゃんと見てもらえている」と思ってもらえる、その一言・1回の連絡が、信頼へとつながります。

この記事を参考にぜひ内定者フォローに注力してみてください!

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