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地方・拠点ごとの採用が難しい…地域密着型採用戦略とは?

地方・拠点ごとの採用が難しい…地域密着型採用戦略とは?

企業が全国に拠点を持ち、地方での採用活動を行う中で、「なかなか応募が集まらない」「そもそも求人を見てもらえていない」など、さまざまな課題を抱えることがあります。
そこで今回は、「地方・拠点ごとの採用がなぜ難しいのか?」という基本的なところから、「地域密着型の採用戦略とは何か?」までを、わかりやすく解説していきます。

1.求職者の数が限られている

都市部に比べて、地方は人口が少なく、そもそも求職者の母数が限られています。特に若年層の流出が続いている地域では、新卒採用も中途採用も競争が激化しています。 

2求人情報が届きにくい

地方では、インターネット求人だけでなく、地元のフリーペーパーやハローワークなど、情報の流通ルートが都市部とは異なります。いつも通りの「大手求人サイトだけ」では、そもそも求職者の目に触れないケースも。

3勤務地のイメージが伝わりにくい

地方や拠点の勤務地がどんな場所で、どんな働き方ができるのかが分かりづらいと、応募につながりにくくなります。
「通勤できるのか」「引っ越しが必要なのか」「地元の人が働いているのか」など、生活面の不安がそのまま応募ハードルになります。

地域密着型採用とは、その地域に住む人たちに向けて、情報発信や採用活動を最適化する考え方です。 
求人票を出すだけでなく、「どうすればこの地域の人たちに響くか」を考えながら、採用手法やメッセージを変えていくのがポイントです。

1.応募者とのミスマッチが減る

地元の文化や環境を理解したうえで応募してくれるため、「思っていたのと違った」と辞退されるリスクが減ります。

2離職率の低下につながる

地域に根ざして生活している人は、転居の可能性が少ないため、定着率が高くなります。

3地域での企業認知度が上がる

地元メディアやネットワークを活用することで、「地元で働くならこの会社」として認知されやすくなります。

ここからは、実際に地域密着型の採用を成功させるための具体的な戦略をご紹介します。 

戦略1:地元の媒体を活用する

フリーペーパーや地元情報誌を活用

大手求人媒体では拾いきれない、地元密着の求人媒体を活用することが第一歩。
「地元のお店情報+求人」などで構成されているフリーペーパーは、家庭に直接届くため、地元の人に自然と情報が届きます。

ハローワークとの連携も大切

ハローワークに求人を出すだけでなく、窓口の担当者とこまめに連絡を取り、求人票の書き方を改善したり、説明会を案内してもらったりすることで、応募者増につながります。

戦略2:地元の学校・大学とつながる

新卒・第二新卒採用にも有効

高校・専門学校・短大・大学と連携し、求人票を出したり、キャリアセンターと定期的に情報交換をしたりしましょう。
OB・OG訪問の受け入れや、学校内での説明会開催も効果的です。

戦略3:地域の人に“紹介してもらう”仕組みをつくる

リファラル採用の活用

すでにその地域で働いている社員や、関係者からの紹介(リファラル)を促進する制度も効果的です。
例えば、「紹介してくれた人に謝礼」「入社後3か月定着でボーナス」など、制度設計を工夫しましょう。

戦略4:地元イベント・企業交流会に参加

「顔が見える企業」として信頼を得る

地域で開催されるイベントや、商工会議所などの交流会に積極的に参加することで、企業としての顔が見えてきます。
採用に直結しなくても、「あの会社、地元のイベントによく来てるね」と信頼が高まることで、後の採用につながることも。

戦略5:拠点ごとの採用ページを作成する

勤務地ごとの情報を発信

本社の採用ページだけでなく、拠点別の採用ページを設けましょう。
・どんな職場なのか
・どんな人が働いているのか
・地元ならではの魅力や仕事スタイル
などを発信することで、応募のハードルがぐっと下がります。

戦略6:SNSや口コミサイトを活用

地元のSNSコミュニティや地域掲示板を活用

地域住民がよく利用しているSNSコミュニティ(Facebookグループや地域の掲示板アプリなど)に情報発信するのもおすすめです。

口コミサイトでの情報整備

求人口コミサイト(転職会議、OpenWorkなど)にも気を配りましょう。
悪い口コミが放置されていないか、誤解がないかを確認し、採用広報の一環として活用します。

戦略7:採用代行サービスの活用

地域採用に強いパートナーと組む

「人手が足りない」「どうしてもノウハウがない」という場合は、地域採用に強い採用代行サービス(RPO)の利用も選択肢に。
応募者対応やスカウトメールの送信など、細かい業務を任せることで、人事の負担も大きく減らせます。

【事例1】製造業(長野県):地元高校と連携し、卒業生の受け入れが定着

ある製造業の企業では、毎年近隣の工業高校と連携し、会社見学→インターン→内定という流れを定着させることで、離職率の低い採用を実現しています。 

【事例2】IT企業(宮崎県):地元のSNSとイベントで企業認知度アップ 

宮崎市に拠点を持つIT企業では、Instagramと地元イベントの協賛を活用し、企業の存在を地元の若者にアピール。結果、地元Uターン希望の人材が増加しました。 

地域ごとの特性を理解すること 

同じ「地方」でも、地域によって人柄や文化、働き方に対する価値観が異なります。 
エリアごとに、丁寧な情報収集と現地の人とのコミュニケーションがカギになります。

本社の視点だけで進めない

現地の現場社員や拠点長の声をきちんと拾い、採用活動に反映させることが大切です。 
「東京のやり方をそのまま地方でもやる」では、なかなかうまくいきません。 

地域に根ざすことが、採用成功のカギ

地方・拠点ごとの採用は、確かに難易度が高いです。しかし、「地域を知り、地域とつながり、地域の人に届く言葉で採用活動をする」ことができれば、しっかり成果を出すことができます。
地域密着型の採用戦略をうまく取り入れて、地元に愛される会社、働きたいと思われる職場を目指していきましょう

次のステップ:何から始める? 
最後に、これから地域密着型採用に取り組む人事の方へ、最初の一歩をアドバイスします。

・地元メディアや求人媒体をリストアップする
・地元の学校・団体とコンタクトを取ってみる
・拠点ごとの求人情報を整理し、採用ページを見直す
・採用代行やプロと相談し、外部の力を借りる

少しずつでも始めてみれば、必ず変化が生まれます。 
焦らず、でも着実に、「地域とつながる採用」を進めていきましょう! 

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