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<採用広報強化!>SNSと採用サイトを有効活用しよう

<採用広報強化!>SNSと採用サイトを有効活用しよう

27卒学生向けの採用広報において、今注目されている「SNS」と「採用サイト」。それぞれの特徴や効果を学生目線で比較しながら解説します。
「どのツールを使えば学生に届くの?」「SNSと採用サイト、どう使い分ければいい?」といった疑問をお持ちの方に、基礎からわかりやすくお届けします。

採用広報とは、企業が学生や求職者に対して「自社の魅力を伝えるための情報発信」のことを指します。

具体的には以下のような手法があります。
• 自社の採用サイト
• SNS(Instagram、X、TikTokなど)
• 就活イベントや会社説明会
• 就活ナビサイト(リクナビ、マイナビなど)
• オウンドメディアや採用ブログ

この中でも特に近年注目されているのが 「SNS」 と 「採用サイト」 です。
それぞれの特性を理解し、効果的に活用することが、学生との接点づくりや応募促進において重要になっています。

数年前まで就活といえば、ナビサイト中心で情報収集するのが一般的でした。

しかし、最近では学生の就活スタイルが変化し、SNSやYouTube、個人ブログなど、多様なチャネルから情報を収集しています。
とくに27卒以降の学生は、幼い頃からスマホやSNSに慣れ親しんできた「デジタルネイティブ世代」。
企業側には世代に合わせた広報活動が求められています。

学生との距離が近く、親しみやすい

SNSは日常的に使われているツールなので、学生にとっても身近で親しみやすい媒体です。
企業が投稿した社員の日常やオフィス風景、イベントの様子などを通して、会社の雰囲気を自然に伝えることができます。

拡散力が高く、認知拡大に効果的

拡散が成功すれば、1つの投稿で一気に多くの人に情報が届く可能性があります。
とくにTikTokやInstagramのリール投稿など、ショート動画は学生の目に留まりやすく、企業の存在を知ってもらうには効果的です。

タイムリーな情報発信ができる

「来週説明会を開催します」「今こんなプロジェクトが動いています」といったタイムリーな情報も気軽に発信できるのがSNSの強みです。

継続的な運用が求められる

SNSは継続的な発信が大切です。更新が止まってしまうと、「この会社はもう採用活動をしないのかな?」と学生に不安を与えてしまうこともあります。

炎上リスクや言葉選びへの注意が必要

投稿内容や言葉選びによっては、意図しない炎上や誤解を招く可能性もゼロではありません。
内容のチェック体制を整えておくことが大切です。

フォロワー数=応募にはつながらないことも

SNSは「認知」には強いですが、「興味・応募」までつなげるには、別の導線が必要です。
単体ではなく、他の施策との連携が重要です。 

企業の想いや文化をじっくり伝えられる

採用サイトは、文章・写真・インタビューなどを用いて、自社の理念や仕事内容・職場の雰囲気をしっかり伝えることができます。
学生が「この会社ってどんなところ?」と深く知りたくなったときに活用されやすい媒体です。

エントリーや説明会の申し込みにつなげやすい 

サイト内に応募フォームや説明会予約のリンクを設置することで、学生にとってスムーズな導線ができます。SNSと比較して「行動変容(応募)」に直結しやすいのが特徴です。

採用ブランディングの核になる 

採用サイトは企業の“採用の顔”ともいえる存在です。
デザインや構成を自由に設計できるため、企業が「こう見せたい」と思うイメージを反映しやすく、長期的なブランディングにも役立ちます。

初期制作にコストと時間がかかる

しっかりとした採用サイトを制作するには、ある程度のコストと時間が必要です。
ただし、一度作ってしまえば長く使える資産になるため、長期的には有効な投資ともいえます。

更新が後回しになりがち 

制作後に放置してしまうと、情報が古くなり、逆に企業イメージを損ねてしまうことも。
定期的な更新やコンテンツの見直しが欠かせません。

見てもらうには導線設計やSEOが必要

採用サイトはナビサイトやSNSと違い、偶然の出会いが少ない媒体です。そのため、検索対策(SEO)やSNS、ナビサイトからの誘導が重要になります。

SNSの活用が印象的だったという声

「Instagramで会社の雰囲気を知れて、興味を持つきっかけになった。投稿の雰囲気から“人の良さ”を感じた」(私立大学・文系)

「TikTokで社員の働く様子を見て、“楽しそう”と思った。リール動画は短くて見やすい」(国立大学・理系)

採用サイトは深掘りに使うという声

「SNSで知った企業でも、最終的には採用サイトを見て判断します。理念や働き方が詳しく載っていると安心できます」(総合職志望)

「エントリー前に、採用サイトで福利厚生や制度を確認しました。内容が整理されていて読みやすいと好印象」(メーカー志望)

比較ポイントSNS採用サイト
拡散力
認知獲得
企業理解
応募導線
信頼性
更新の手軽さ
制作コスト△(安価〜中)△〜×(高め)

結論としては、それぞれ得意分野が異なるため、目的に応じて併用するのがベストです。

SNS運用の工夫

• 投稿頻度は週1回以上を目安に継続
• 社内イベント、オフィス紹介、社員インタビューなど「人となり」が伝わる内容を意識
• ハッシュタグやタグ付けで見つけやすくする
• コメントやDM対応も丁寧に行うことで信頼感アップ

採用サイト運用の工夫

・トップページに印象的なキャッチコピーを入れる
・先輩社員のインタビューや座談会コンテンツは人気
・働き方や制度を具体的に掲載することで不安を解消
・毎年情報を見直し、最新の状態をキープする

最も効果的なのは、SNSで学生に会社を知ってもらい、興味を持った段階で採用サイトへ誘導し、そこでしっかり企業理解を深めてもらってから応募に繋げるという流れです。
この“導線設計”を意識することで、それぞれの媒体の効果を最大限に引き出すことができます。

まとめ:「伝える力」が採用を変える
これからの採用広報に求められるのは、ただ情報を出すだけでなく、「学生にとって分かりやすく、魅力が伝わるよう発信すること」です。
SNSは第一印象や認知拡大に、採用サイトは理解促進と応募導線に有効といえるでしょう。
それぞれの特徴を理解して、バランスよく活用していくことが、採用成功への近道になります。
SNSと採用サイトをうまく使い分けながら、自社の魅力をより多くの学生に届けていきましょう!