
今回は、就活イベントや企業説明会の「参加率」が伸びずに悩んでいる方に向けて、実際の採用現場で効果的だった「集客の工夫」についてお伝えしていきます。
「せっかく説明会を企画したのに、申し込みは多くても当日の参加者が少ない…」
こんな経験、ありますよね。参加率を上げるためには、事前の告知方法から当日のフォローまで、ちょっとした工夫がポイントになります。
それでは、一緒に確認していきましょう!
なぜ参加率が低くなるのか?原因を知ろう
まずは、企業説明会の参加率が下がってしまう主な原因を整理してみましょう。
よくある原因としては下記が挙がります。
■よくある原因
・就活生が日程を忘れている
・他の企業のイベントとバッティング
・説明会の内容に魅力を感じていない
・参加しにくい場所や時間で開催している
・企業からのリマインドが足りない
学生は就活イベントや説明会を並行しながら就職活動を行っています。そのため「なんとなく申し込んだけど、実際は行かない」といったケースが多く見られるのが実情です。
ターゲットを明確にする
誰に来てほしい説明会なのか、ターゲットをはっきりさせることが第一歩です。
具体的に考えるポイント
・自社が採用したい学生の属性(文系・理系、大学名、専攻など)
・就活生の志向(安定志向、ベンチャー志向、地元志向など)
ターゲットが明確になれば、どの媒体を使って、どんなメッセージを発信すれば良いか?が見えてきます。結果として、「自社に興味を持ってくれそうな人」が集まりやすくなり、参加率も上がる傾向にあります。
魅力的な説明会タイトル・内容を考える
説明会のタイトルや告知文は、学生が参加するかどうかを判断する大きな材料です。
■魅力を伝える工夫
・タイトルに“自分ごと感”を持たせる
例:「若手社員と話せる!リアルな仕事体験談」「○○大学出身の先輩社員が語る入社の決め手」
・コンテンツを明確に書く
例:「社長が直接登壇します」「1年目のリアルな1日スケジュールを大公開」
学生に「行ってみたい!」と思ってもらえるよう、オリジナリティを出すことがポイントです。
SNS・スカウトメールの活用方法
近年では求人媒体だけでなく、SNSやダイレクトリクルーティング(スカウト)の活用も集客に有効です。
■SNSの活用例
• Instagram・X(旧Twitter)で会社の雰囲気を発信
• 社員の日常や採用担当のつぶやきで親近感を演出
■スカウトメールで大切なこと
• 一斉送信ではなく、できるだけパーソナルな内容に
• なぜその学生に声をかけたのか、理由を明記する
「あなたに来てほしい」という特別感が伝わると、学生の反応率が上がります。
リマインド連絡は必須!
説明会の前日〜当日にかけて、リマインドメールやメッセージを送ることは、参加率を上げる重要な一手です。
■リマインドのタイミング
• 前日(24時間前)
• 当日朝(数時間前)
■リマインドの内容例
• 開催時間・場所の再確認
• 参加にあたっての持ち物や服装
• 「お会いできることを楽しみにしています!」等と一言添える
機械的な連絡ではなく、ちょっとした心配りが「この会社、感じが良いな」と思わせるきっかけになります。
オンライン説明会ならではの工夫
近年はZoomやGoogle Meetを使ったオンライン説明会が主流になってきていますが、リアルよりもキャンセルが増えがちなのが課題です。
オンライン説明会の工夫ポイント
・事前に参加URLを複数回送る
・開始時間の10分前から待機してウェルカムメッセージを流す
・顔出し・チャット参加など、インタラクティブな工夫を入れる
さらに、終了後にアンケートを取るのもおすすめです。今後に活かしましょう!
リアル開催なら「交通アクセス」や「雰囲気」がカギ
リアル説明会を実施する場合、学生にとって「行きやすいかどうか」が大きな判断材料になります。
学生が来やすい条件
・最寄駅から徒歩10分以内
・知っている場所・大学に近いエリア
・清潔感があり入りやすい会場
さらに、受付時の対応や会場の雰囲気も大切です。明るい笑顔と一言の声かけで、第一印象はグッと良くなります。
キャンセル対策・ドタキャンを防ぐには?
ドタキャンや無断欠席を完全にゼロにするのは難しいですが、対策は可能です。
対策の一例
・リマインドで「キャンセルの連絡を必ずお願いします」と伝える
・定員をあえて少なめに設定し、「先着順」での案内にする
・ドタキャンが多い日程(週末、雨の日など)を避ける
参加率を高めるためには、「学生の心理」や「行動パターン」を想定することが大切です。
ー まとめ ー
企業説明会の参加率を上げるためには、大がかりな予算や派手な演出よりも、「学生一人ひとりに向き合う姿勢」が大切です。
• 誰に来てほしいのかを明確にする
• 魅力的な内容とわかりやすい告知
• 丁寧なリマインドと当日の気配り
学生の立場に立ち「自分だったら参加したいと思うか?」を考えてみることが、実はいちばんの近道です。
ぜひこの記事を参考に、説明会の企画・集客をしてみてください!