
新卒採用の業務は、説明会の準備から応募者対応、面接のスケジューリング、内定後のフォローまで、やることが本当にたくさんありますよね。
「他の業務と並行してやるのは大変…」
「採用活動の質を落とさずに効率化したい」
そんな悩みを持つ人事担当者の強い味方が「新卒採用代行」です。でも、はじめて採用代行を利用しようと思ったとき、どんな会社にお願いすればいいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今回は、新卒採用代行の選び方について、信頼できるパートナーを見極めるための5つのチェックポイントを、解説します。すぐに実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
新卒採用の「実績」があるかどうかを確認しよう
最初にチェックしたいのが、「その会社が新卒採用の実績をしっかり持っているか」という点です。
採用代行と一口にいっても、中途採用に特化していたり、求人広告の代理店が片手間で対応しているケースも少なくありません。新卒採用は、中途採用とは異なるノウハウやスケジュール感が必要なので、実績の有無はとても重要です。
◆チェックポイント
• 過去に何社の新卒採用をサポートしてきたか
• 業界や規模が自社と似た企業の支援経験があるか
• 成功事例や数値で成果を示してもらえるか
自社と似た課題を持つ企業への支援実績があれば、より安心ですね。
対応してくれるスタッフの「専門性」と「人柄」を確認
次に見るべきなのは、実際に対応してくれるスタッフの「専門性」と「人柄」です。
採用活動は、「人と人との信頼関係」がとても大切。だからこそ、担当者が自社のスタンスや価値観を理解してくれるかどうかは、成果を大きく左右します。
打ち合わせのときに、以下のような点をチェックしてみましょう。
◆チェックポイント
• 採用業務の全体像を理解しているか(ただのオペレーション担当で終わらないか)
• 自社の文化や想いに寄り添ってくれそうか
• コミュニケーションが丁寧で安心感があるか
「この人なら任せられるかも」と思えるかどうか、感覚も大切にしてください。
サービスの「対応範囲」と「柔軟性」を確認
採用代行サービスは会社によって、対応できる業務の範囲が異なります。
たとえば、「スカウト送信だけ」「説明会の予約対応だけ」といったスポット業務に強い会社もあれば、「企画〜内定フォローまで一括対応」できる会社もあります。
今の自社にとって、何を代行してもらいたいのかを整理したうえで、代行会社のサービス内容と照らし合わせてみましょう。
◆チェックポイント
• どこまでの業務をお願いできるか(説明会運営、面接日程調整、メール対応など)
• 途中で業務範囲を変更できる柔軟性はあるか
• 自社のATS(採用管理システム)に対応しているか
業務量が多くなる採用ピーク時だけサポートを増やすことができるかどうか、途中で業務範囲を調整できる柔軟さがあるか等、気になるポイントは確認することをオススメします。
コストの「透明性」と「納得感」を確認
料金体系は代行会社によって異なります。
月額制のところもあれば、1件ごとの成果報酬型・スポット契約型もあります。「予算内に収まるかどうか」だけでなく、「その金額でどこまで対応してくれるのか」を明確にしておくことが重要です。
価格だけで決めると、「思ったより対応してもらえなかった…」と齟齬が生じる場合がありますので注意しましょう。
◆チェックポイント
• 見積もり内容に不明点がないか(追加費用の発生タイミングなど)
• コストに対してどんな効果が見込めるか
• 安価すぎる場合は品質に問題がないか確認
費用だけでなく、「自社の採用成功につながるパートナーかどうか」を基準に選びましょう。
トラブル時の「対応力」と「フォロー体制」を確認
採用活動は、人が関わる分だけ予想外のことも多いものです。
たとえば、応募者から急に日程変更の連絡が来たり、システムトラブルが発生したり、内定辞退が起きたり…そんな時に、スピーディーで柔軟な対応をしてくれるかは、代行会社の「対応力」と「フォロー体制」を測るポイントになります。
◆チェックポイント
• トラブルが起きたときの対応事例を聞いてみる
• 担当者がすぐに連絡を取れる体制になっているか など
「何かあったら、相談できる」。そう思えるパートナーかどうか、確認しましょう。
信頼できるパートナーと一緒に、採用をもっと前向きに
新卒採用は、企業の未来をつくる大切な活動です。
だからこそ、信頼できるパートナーと一緒に取り組むことで、人事担当者の負担を軽くしつつ、学生にとってもより良い体験を提供できるようになります。
今回ご紹介した5つのチェックポイントをバランスよくチェックすれば、きっと最適な代行会社見つかるはずです。
• 担当者の専門性と人柄
• サービスの柔軟性
• コストの透明性
• トラブル対応力
「この会社なら一緒に走れる」と思える採用代行会社を、ぜひ見つけてくださいね。