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【10選厳選!】歩留まり向上のカギは「早期フォロー」!内定後の継続接点アイデア集

【10選厳選!】歩留まり向上のカギは「早期フォロー」!内定後の継続接点アイデア集

今回は、新卒採用でよく聞く「歩留まり」に関するテーマです。
特に「内定を出したのに辞退されてしまう…」と悩んでいる人事の方に向けて、“早期フォロー”の重要性と、その具体的な接点アイデアをまとめてご紹介します。

「歩留まり(ぶどまり)」という言葉は、製造業などでよく使われますが、採用活動でも重要な指標のひとつです。

採用活動での「歩留まり」とは、選考の各ステップごとに、どれくらいの学生が次のステップに進んだか、または内定受諾してくれたかを示す割合のこと。
例えば、10人に内定を出して、実際に入社してくれたのが5人だった場合、歩留まりは50%ということになります。

企業側としては、せっかく時間とコストをかけて選考した学生には、できるだけ多く入社してほしいですよね。そのために重要なのが、「早期フォロー」なのです。

学生が内定を辞退してしまう理由はさまざまですが、よくあるものを挙げると次のようになります。

・他社の方が自分に合っていると感じた
・親や周囲に反対された
・就職活動の軸が変わった
・企業との接点がなく、不安になった
・モチベーションが下がってしまった

特に注意したいのは、「接点がなくて不安になった」や「忘れられていると感じた」という理由。
このような“心理的な離脱”は、ちょっとした工夫で防げることが多いんです。

内定を出してから入社までの間、学生との接点がほとんどないと、気持ちが離れていってしまう可能性が高くなります。
この時期にしっかりとフォローして、「あなたのことを大切に思っていますよ」と伝えることがとても大切です。

ポイントは、「頻度」よりも「質」。無理に頻繁に連絡を取る必要はありませんが、学生が安心して入社を迎えられるよう、温かみのあるコミュニケーションを意識しましょう。

ここからは、実際に現場で効果があった「内定者フォロー」のアイデアを10個ご紹介します!
どれもすぐに実践できるものばかりなので、自社の採用スタイルに合わせて取り入れてみてくださいね。

1. ウェルカムレターの送付

内定通知書とは別に、「ようこそ!」の気持ちを込めた手紙を送ってみましょう。
人事担当者や現場の社員からの手書きメッセージがあると、ぐっと印象が良くなります。

2. 内定者向けSNSグループの作成

LINEオープンチャットやSlackなどで、内定者同士がつながれる場を作るのもおすすめ。
雑談をしたり、質問ができたり、安心感が生まれやすくなります。

3. 先輩社員とのオンライン座談会

「実際に働く姿がイメージできた」と好評なのがこの座談会。
年齢の近い先輩がざっくばらんに話す機会は、学生にとって大きな安心材料になります。

4. 社員との1on1面談

配属予定の部署の社員と1対1で話せる時間を設けるのも◎。
ちょっとした質問や不安を気軽に話せるので、心理的な距離がぐっと縮まります

5. 内定者向けメルマガの配信

月1回のペースで社内の様子やお知らせを届けましょう。
働いている人の紹介や、業務の裏話なども喜ばれます。

6. 課題・プロジェクトの参加機会

簡単なワークやチームプロジェクトを内定者に体験してもらうことで、企業へのエンゲージメントが深まります
もちろん、無理のない範囲で参加自由にするのがポイントです。

7. 社内イベントへの招待

社内の懇親会や勉強会にオブザーバー参加してもらうのも良いでしょう。
「この会社に入るんだ!」という実感が湧いてきます。

8. 入社準備に関する情報提供

住まいや持ち物、手続きのことなど、実務的なサポート情報もありがたい存在。
チェックリスト形式にすると、わかりやすくて便利です。

9. 再検討

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10. 人事からの定期連絡

月に1回でもいいので、人事担当者から一人ひとりにメッセージを送ることも大切。
短くても「元気にしてますか?」の一言が、心の距離をぐっと縮めてくれます。

早期フォローで「安心感」と「つながり」を
いかがでしたか?
内定後から入社までの期間は、学生にとって不安と期待が入り混じる時期です。
だからこそ、人事としてできる「ちょっとしたフォロー」が、歩留まりをぐっと高めるポイントになります。
大切なのは、“つながり続けること”と“気持ちを伝えること”
すべてを実施する必要はありません。自社の雰囲気や学生の状況に合わせて、少しずつ取り入れてみてください。