
「採用代行をお願いしたのに、思ったような成果が出ない…」
「対応が悪くて、応募者の印象が下がってしまった…」
こんな悩みを抱えていませんか?
採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)は、採用活動をスムーズに進めるための強い味方です。しかし、選び方を間違えると、かえって企業の評判を落としたり、優秀な人材を逃したりすることもあります。
そこで今回は、採用代行会社を選ぶ際に気をつけていただきたいポイントを5つピックアップし、解説します。
1.応募者対応がずさん
採用代行業務の一つに応募者対応があります。電話やメールでのやり取り、面接の日程調整などを行います。
しかし、対応がずさんな業者に頼んでしまうと、応募者の印象が悪くなり、辞退されるリスクが高まります。たとえば、こんなケースが考えられます。
よくあるNG事例
・返信が遅すぎる(問い合わせから3日以上経過)
・定型文を送るだけで、質問に答えない
・間違った情報を伝える(面接日時や場所のミスなど)
・そっけない対応(冷たい印象を与える)
応募者には委託先も「企業の人事部」として見られますし、評価されます。代行業者の対応がずさんだと、「この会社の対応はちゃんとしてないな…」と不安感を生み出し、辞退につながる可能性もあります。
選ぶポイント:応募者対応の質をチェック!
代行導入前に、どのような対応をしてくれるのか、メールや電話のサンプルを確認しましょう。
2.ターゲット人材を把握しようとしない
採用活動では、ターゲット(求める人材像)を明確にし、それに合った求人を作成することが大切です。ターゲット人材を深く理解しようとせずに、やみくもな提案をされないよう注意が必要です。
よくあるNG事例
・ターゲット集客の見込みが薄い媒体を提案する
・求人内容が企業のターゲットとズレている
・会社や仕事の魅力を原稿に落とし込むことができていない
選ぶポイント:企業理解の姿勢をチェック!
事前に「どこまでヒアリングしてくれるのか?」を確認しましょう。企業のビジョンや求める人物像についてしっかり質問してくれる業者なら、安心して任せられます。
3.計画性のないスカウト配信
昨今、新卒採用で利用企業が増加しているダイレクトリクルーティング。配信の仕方を誤るとかえって逆効果になることもあります。
よくあるNG事例
・ターゲットではない人材へ大量送信を行う(職種・経験がズレている)
・テンプレートの使い回しでメッセージ内容から魅力が伝わらない
・一度断った応募者に何度も送る(迷惑行為になり得る)
応募者の立場で考えると、「自分に関係ない求人が何度も届く」と、企業に対する印象が悪くなります。
選ぶポイント:スカウトの精度を確認!
スカウトの配信条件や文面作成のプロセスを事前にチェックしましょう。
「どのような基準でターゲットを選ぶのか?」を聞くと、精度の高い業者かどうかがわかります。
4.データの分析や改善をしない
採用活動は、効果を分析・改善を繰り返すことが重要です。「やりっぱなし」ではなく、状況に合わせた対応策を提案してくれる企業を選びましょう。
よくあるNG事例
・「とりあえず応募者を集めました」で終わる
・どの施策が効果的だったのか分析しない
・改善案出しがなく、状況が好転しない
選ぶポイント:改善提案をしてくれるか?
「レポートの提出はあるか?」「施策の振り返りや改善提案はしてくれるか?」などを、契約前に確認しましょう。採用は、PDCA(計画・実行・評価・改善)を回しながら進めるものです。
5.うやむやな料金設定
価格帯だけで採用代行を選ぶのは危険です。業務内容や価格設定で気になる部分は徹底的に確認すると良いでしょう。
よくあるNG事例
・経験の浅いスタッフが対応している
・サポート範囲が狭く、追加料金が発生しがち
選ぶポイント:コストとサービスのバランスを確認!
料金プランの内容をよく確認したうえで「なぜこの料金なのか?」をしっかり説明できる業者を選びましょう。また、追加費用が発生するのはどういう時かも併せて事前チェックすると安心です。
採用代行をうまく活用することで採用効率が上がり、業務負担軽減にも繋がります。
✔ 応募者対応の質
✔ 企業理解の姿勢
✔ スカウトの精度
✔ 運用開始後の改善提案の有無
✔ サービス内容と料金設定の確認
上記5つポイントを意識して業者選定に臨みましょう。