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【お悩みの方必見!】新卒採用のインターンシップ企画の仕方 

【お悩みの方必見!】新卒採用のインターンシップ企画の仕方 

インターンシップは、学生と企業が早い段階でつながり、互いに理解を深められる場として注目されています。しかし、どうやってインターンシップを企画すれば良いのかと悩む人事担当者も多いでしょう。この記事では、スムーズにインターンシップを進められるように、企画の流れやポイントを分かりやすく解説します。

インターンシップを企画するうえで、まず大切なのが「目的の設定」です。インターンシップは、企業によって狙いや目標が異なるため、自社のニーズに合った企画を設計することが大切です。 

インターンシップには、以下のような主な目的があります。

  • 優秀な学生を早期に獲得する 
    早期のインターンシップで学生と接点を持つことで、企業のファンになってもらい、長期的につなげる狙いです。企業の業務や社風を知ってもらい、「ここで働きたい」と感じてもらうことで採用活動をスムーズにすることができます。 
  • 企業ブランディングや認知度向上 
    特に認知度の低い企業や新興企業では、まずは学生に企業名を知ってもらうことが重要です。インターンシップを通じて会社の存在や魅力をアピールすることで、広報効果を狙います。 

2. 自社の課題やニーズを洗い出す

次に、現在の採用課題や学生に対するニーズを洗い出しましょう。たとえば、「コミュニケーションスキルが高い学生が欲しい」「専門スキルを持つ学生を集めたい」など、採用したい学生像を明確にします。このように具体的な採用ターゲットやゴールが決まっていると、それに見合ったインターンシップの内容が企画しやすくなります。 

インターンシップの目的が定まったら、次は形式を決めます期間や実施方法、開催回数など、インターンシップの基本的な構成を検討しましょう。 

1. 期間と回数の決定

一般的に、インターンシップには以下のような形式があります。

  • 1日インターンシップ 
    短期集中で、企業や業界についての理解を深める機会として人気です。学生も気軽に参加できるため、参加人数が多くなることが期待できます。 
  • 数日から1週間のインターンシップ 
    1〜2週間ほどのインターンシップは、企業の業務に深く触れてもらう内容に適しています。実際の業務を体験してもらうことで、仕事のリアルなイメージを掴んでもらいやすくなります。 
  • 長期インターンシップ 
    1か月〜半年といった長期間のインターンシップは、特に本格的に学生に業務を経験してもらいたい場合に向いています。時間がかかる分、学生が企業への理解を深めやすく、内定につながりやすいのが特徴です。 

2. 実施形式:オンラインか対面か

次に、オンラインと対面のどちらで実施するかを検討します。オンラインでは、移動時間がなく参加しやすいメリットがある一方、対面ならば企業の雰囲気を直接感じてもらうことができます。企業の状況やインターンシップの内容に応じて、最適な方法を選びましょう。 

インターンシップの形式が決まったら、具体的な内容を設計していきましょう。学生が参加したくなるような魅力的な内容にすることが大切です。 

1. 会社紹介・業界理解を深める

まずは、インターンシップの冒頭で「会社紹介」や「業界説明」を行いましょう。特に自社の業界がニッチである場合、業界の現状や展望を解説することで学生の興味を引くことができます。また、他社との差別化を意識して、「なぜこの業界に必要とされるのか」「どのように企業が成長しているのか」といった具体的な話をすると良いでしょう。 

2. 業務体験ワークショップの企画

学生にとってインターンシップの醍醐味は、やはり業務体験です。例えば以下のようなワークショップを検討してみましょう。 

  • グループワーク 
    実際の業務で必要とされるスキルをテーマに、チームでの課題解決に取り組んでもらう方法です。学生同士が協力して課題を解決することで、コミュニケーション能力や問題解決能力を測ることができます。 
  • ロールプレイング 
    企業の実務に近いシチュエーションを設定し、学生が具体的な役割を演じながら課題解決に挑戦する形式です。営業職やマーケティング職向けに顧客対応のロールプレイングを行うと、実務をイメージしやすくなります。 
  • 実務課題の実践 
    長期インターンの場合は、実際の業務に近い課題を与えることもおすすめです。例えばデータ分析や企画書の作成など、成果物が残るような体験を提供することで、実際の仕事をイメージしてもらいやすくなります。

3. フィードバックセッションの設定

インターンシップが終了したら、学生に対してフィードバックを行いましょう。フィードバックは「学生の成長」だけでなく「企業の印象」にも大きく影響します。具体的には、以下のようなポイントを伝えると良いでしょう。 

  • ポジティブな評価ポイント 
  • 改善点や今後の成長に向けたアドバイス 
  • 実際に働く際に必要なスキルや心構え 

インターンシップの企画が整っても、参加する学生が少なければ意味がありません。次は、どのように学生にインターンシップを知ってもらい、集客するかを考えます。 

1. 大学や就職支援機関との連携

大学の就職支援課やキャリアセンターとの連携は、効果的な集客方法のひとつです。多くの大学では、企業のインターンシップ情報を学生に提供しているため、ぜひ活用してみましょう。また、就職イベントや企業説明会を通じてインターンシップ情報を広めるのも有効です。 

2. SNSやナビサイト・ダイレクトリクルーティングでの告知

学生向けに企業のSNSアカウントを活用し、インターンシップの情報を発信するのも効果的です。特にTwitterやInstagramは学生に人気のSNSなので、積極的に情報を発信しましょう。さらに、大手ナビサイト(例:マイナビ、リクナビ)に掲載することで、多くの学生にアプローチできます。 

最後に、インターンシップが成功するためのポイントを押さえましょう。学生にとっても企業にとっても良い経験となるように、以下の点を意識して進めることが大切です。 

1. 学生の視点を大切にする

学生にとってインターンシップは「企業を知るチャンス」でもあります。学生が何を知りたいのか、どのような経験をしたいのかを意識し、内容を設計しましょう。また、学生の質問や関心に真摯に対応することで、良い印象を持ってもらえます。 

2. 適切なフォローアップを行う

インターンシップが終わった後も、参加者に対してフォローアップを行うことで、学生との関係を強化できます。例えば、定期的な企業からのメール送信や、次回イベントの案内を行うことで、関係を維持する工夫が可能です。 

3. PDCAサイクルで継続的に改善する

インターンシップは、毎回改善していくことでより良いものにしていけます。終了後に学生からアンケートを収集し、「良かった点」「改善が必要な点」を分析しましょう。次回以降の企画に活かすことで、より魅力的なインターンシップに成長させられます。 

インターンシップの企画は、学生と企業をつなげる重要なイベントです。目的の設定や内容設計、集客方法など、手順を踏めば企画が進めやすくなります。学生の立場に立ったインターンシップを提供することで、優秀な学生と出会い、将来的な採用活動を円滑に進めていきましょう。